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★金持ちしかチャレンジ出来なくなった法曹 [★注:無視推奨(心療)]

自分が火種で傷付いていちゃ、せわない話ですが…。
mixiニュースを引用してぼやいてみたら、予想以上に反応が大きくて。
心に大きくグサッとささるコメントをもらってしまいました…。
ニュース提供元はこちらですね。この話にmixiの方で、反応してしまった自分が浅はかだった。
いや、私の心療内科に属する持病さえなければ、些細なやりとりなんですがね〜。
ちょっと辛かったので、ソネブロではきださせてください…。
 ↓↓↓
http://mainichi.jp/select/today/news/20090108k0000m040152000c.html


法科大学院:教員足りず質低下 乱立で合格率低迷


2009年1月8日 0時42分



 訴訟社会の到来を見越して法曹人口を増やそうと設置された法科大学院が、定員の見直しや再編を迫られている。7~8割を目指した新司法試験の合格率が3割程度に低迷しているからだ。背景として、法科大学院自体の乱立による質の低下が指摘されている。裁判員裁判などの司法制度改革を控え、危機感を抱いた国は少数精鋭化に向けた定員削減を求めた。各校は2月以降、10年度の新定員を順次発表する予定だ。【石川淳一、加藤隆寛】

 ◇学校間格差も顕著

 「修了者の7~8割が合格するという話を信じたが、現実は違った」。新試験に3回挑戦し、いずれも不合格だった埼玉県の40代の男性は肩を落とした。

 法学部生時代から法曹を目指し、旧試験も十数回受験した。あきらめきれず、04年に新設された東京都内の法科大学院に進んだ。だが、新試験には「法科大学院修了後、5年で3回」という受験制限があり、昨年9月の3回目の失敗で受験資格を失った。

 新試験の合格者は、初年の06年1009人(合格率48%)▽07年1851人(同40%)▽08年2065人(同33%)で、合格率は予想を大きく下回った。

 政府は02年、司法制度改革審議会の意見を踏まえ、年1000人程度の合格者を、10年までに年3000人程度に増やすことを閣議決定した。法務省幹部は「試験の成績をみる限り、目標実現は簡単ではない」と認める。

 一握りの上位校と下位校の実力差も歴然だ。合格率別学校数は60%台が1校(一橋大)、50%台が4校だったのに対し、10%台は21校、10%未満は9校、ゼロも3校あった。合格者数でみても、東京、中央、慶応、早稲田、京都の上位5校が全体の4割を占めた。

 当初想定された法科大学院の総定員は4000人程度。しかし、多くの大学が学生を呼び込む経営戦略の看板と位置づけたため、設立された法科大学院は74校に上り、総定員は約5800人に膨れ上がった。その結果、学生の質の維持が難しくなり、専任教員や実務家教員として期待された現職の検事や弁護士、裁判官は不足した。

 新司法試験に合格した司法修習生の実力低下も問題になった。08年には1年間の修習終了後の卒業試験で全体の6%に当たる113人が不合格になった。不合格者は翌年の試験まで事実上留年を余儀なくされる。最高裁は「実力にばらつきがあり下位層の数が増加している」と指摘した。

 ◇定員削減で改善へ

 国が念頭に置く法科大学院の改善策は、総定員削減と修了認定厳格化、学校間の連携などだ。少数精鋭化し、優秀な教員を効率的に配置することを目指す。

 昨年の文部科学省のヒアリングによると、19校が10年度入試から実際に定員を削減し、49校が定員見直しを検討すると回答した。しかし、文科省は納得せず、先月には事実上全校に定員削減を迫る通知を出した。

中央教育審議会の法科大学院特別委員会も昨年9月、修了認定の厳格化▽適正な専任教員確保▽学校間の教育課程の共同実施などを提言した。

 こうした国の方針を受け、法科大学院側も改革に乗りだした。

 合格者が3年で1人だけだった姫路独協大(兵庫県姫路市)は、09年度から40人の定員を10人減らすことを決めた。島根、岡山、香川の3大学は、それぞれの法科大学院の共同運営を模索する。当面は共通講義を開くなどして、教員の質の維持や学生の競争意識の喚起を図る。合格者総数が8人にとどまっている島根大法科大学院の三宅孝之研究科長は「弁護士の偏在を解消するためにも、地方で一定の数を養成する必要がある。そのためには時代に応じた変容も大切」と話している。

【ことば】法科大学院

 法曹需要が増加するとの司法制度改革審議会の想定に基づき、04年に設置。少人数で実践的な教育をする米国のロースクールをモデルにしている。合格率が数%で受験技術偏重との批判がある旧司法試験のあり方を改め、法曹人口を増やす狙いがある。旧試験は合格者数を段階的に減らし(09年の目安は100人程度)、10年まで並行実施する。



タイトルに語弊があるので、下記に変更します。
『余裕がある人間しかチャレンジ出来なくなった司法試験への道』

法科大学院 乱立で合格率低迷
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=714577&media_id=2

旧制度の方が良かった…。
乱立がどうのという前に、大学院に入学する為の余裕、合格したとして入学金・通う為の様々な資金がなければ、試験という関門まで辿り着けない。(大学院以外にWスクールするにも資金がいる)
自分は、大学院へ入学するチャンスを得る事ができない状況下にある。
その前に金銭面ですでにはねられているのだ。
…大学院に通っても合格できるわけじゃないのに。
大学院での院生の様子を、ゼミの教授に教えてもらったけれど…。
プライベートなど一切無く、睡眠時間を削って切磋琢磨しても受からないそうだ。

新制度は、法曹を真剣に目指している人間をはね除けてはいないだろうか?
貧しい中でも、司法試験に立ち向えた父親世代が羨ましい。
私達は、制度改革の変わり目にあるゴタゴタに確実に巻き込まれている。



私が中学生の頃、父は1日食事と寝る時間以外を勉強に3年費やせば、試験にチャレンジできる、受かることができる…。と励ましてくれた。
私は夢見ていた。努力もしてきた。

だが、現実は甘くない。
親が病気していたら、大学院通うお金を貯める余裕もないのですよ。
弱い立場の人の為に働く弁護士は、身を粉にして働いている。
金持ちになるのが目的ではなく、お金にならない仕事もする。
そんな弁護士はみんな過労死寸前だ。

特に体の弱く正義感が強い我が父。
私が最も尊敬する人。
けれども、何度父の危篤に立ち会ったか…。

今、父の病気と仕事復帰をサポートしながら、勉強をする立場。
無報酬で事務員の仕事しながら、バイトはできない。
療養サポートと通常生活でいっぱいいっぱい。
ましてや、大学院もWスクールも行けるものか!

父の片腕になりたい。
父の後を継ぎたい。
そんな夢が叶う確率がどんどん低くなっていく…。
泣きたい。
本当に何度泣いたことか。
.


上記の(修正前の)日記に対して…、
「奨学金で法科大学院に行っている人間は自分の周りに沢山いる。恵まれた人ばかりではない」
と、いうコメントを書いていかれた方がいらっしゃいまして…。

凹みました。

あまりにきついと感じたのかどうか、別の方々が「似た境遇なのでわかります」という内容のコメントや「現状の中でなにをするかですね」などの共感しつつも前向きで健康なコメントを書いていっていただけたのが、救いなのですが。

いかんせん、自分にはきついんですよね…。

普通の感覚の方々との意見を目の当たりにするのは…。

mixiの話をこっちに持ってきて、へこんでます〜。というのもどうかと思ったのですが、心療関係の細かいことを書いているのは、こっちなので…。

mixiの日記にいただいたコメントは、さすがに転載しません。

上にちらっと書いた事で察して下さいませ・・・。.

そのまま放っておいても良かったのですが、追記などもしてみました。

…なにやってんだろ、自分。
過剰反応しすぎですかね。

—追記—
この日記に対して、色々なコメントをいただきました。
元々の日記内容は、携帯からmixiをしていて見つけたニュースに、感情のままに書きなぐりました。
言葉が足りず万人に伝わる文章を意識してはいませんでした。

文章のところどころに修正を加えると共に、私自身の環境について簡単に追記しておきます。

・元々の家系的に体が弱く、無理をすると病にかかってしまう。
・現在、私を含めた家族全員が高額な医療費のかかる持病を持っている。
・大黒柱の父が大きな病気にかかった為、家系の為に高校・大学と夜学を選んだ。
・幼少期より父の手伝いをしている。
・病気療養にあたっては介護、病気が軽症になってきた為に仕事復帰をむかえそのサポートもしている。
・病気の母は、病をおして働きに出ている。

・弁護士仲間から、父に対するカンパ金を頂いて生活していた時期がある。
・奨学金は勿論もらっているし、十分な成績を維持していた。(しかし奨学金は返さなければいけない)
・現在の大学には少数の成績上位者に学費四分の一免除制度があり、その学術奨学生と呼ばれる対象に自分は選ばれている。

・大学二年の時に、近親が複雑な亡くなり方をした。原因究明に警察へ何度も足を運ぶことになる。
・その後、祖母の支えになる為に、北海道へと何度も足を運んでいる。(例えば、朝一の飛行機に乗り火葬に立ち会い、すぐに東京に引き返し喪服のままその日の授業に出席等々。)。

・生活環境や金銭面の問題があり、無理をしすぎたらしく、家族で唯一病弱ながらも健康だった自分まで病気発症。
・現在、病気休学中。一時期は日常生活も困難なほどの症状と闘っていた。


簡単に書いて、上記のような状況が私の環境です。
今は、家で自分の病気療養をしながら、ようやく病気が治ってきた父をサポートしつつ、家業手伝いとして法律事務をしています。
家の仕事の他にバイトをする事は忙しさや父の病気面で無理です。

奨学金・学術奨学金だけでは、病気で出て行くお金、今まで父のやってきた弁護士業に関わる色々な出費、自身の病気治療、これから奨学金の返還、これだけを抱えて大学院入学を視野に入れることは、もう難しい状況です。

携帯からの投稿だった為、色々と説明不足・全体の文章のまとまりの無さから、ただ文句だけの記事に見えたことと思います。


・・・本当に、頑張れば何とかなりますか?
いや、これでも自分は僅かな希望と夢を胸に抱いて、自分にとっては苛酷な日々を自分なりに努力しながら歩いているのですよ。
全体的に「自分は…」「自分の場合…」と書いておりますが、悲劇の主人公になるつもりも、ましてや普段からなりきっているわけではありません。
…日記でちょっとぼやいてもいいじゃないか!

いえ、色々溜まっていたんです。すいません。
今回のことは、身内のみにこぼすのではなく、こういう人間もいるのだと少しばかり自己主張したかった結果です。

厳しい意見をくれた方も、同意してくれた方も、歩く方向を見る意見をくれた方も、真剣に対峙して頂き、ありがとうございます。
コメントレスは、精神的な余裕が戻ってから可能でしたらいたします。

こんな感じです。

いちいち傷付いていても仕方がないんですけどね…。わかってはいても…

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コメント 1

のろ

心療内科での治療を受けながら、勉強に励んでいるものと、お見受けしました。
体調的にも、時間的にも、金銭的にも、余裕がない中で頑張っておられる様子。大変ですね・・・。
by のろ (2009-01-09 10:46) 

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